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010年03月04日(木)

公共交通を利用 “歩く”まちづくりを
甲府でシンポ

公共交通と街歩きからまちづくりを考えたシンポジウム=甲府市丸の内1丁目の市社会教育センター
 
 路線バスの利用や街歩きを楽しむことから、まちづくりを考えるシンポジウム「公共交通から始まる『歩く景(けい)』を楽しむ」(山梨大主催)が3日、甲府市社会教育センターで開かれた。歩くことで感じられる甲府の街の魅力紹介や、バス利用を促すアイデアなどが出された。
 約80人が参加。山梨大大学院の佐々木邦明准教授が「交通まちづくりの必要性と可能性-交通計画のこれまでとこれから」と題し基調講演。「歩く経験が多いほど地元への愛着は高まる。まちづくりを成功させるためには、歩く環境を整えることが不可欠だ」と、まちづくりと歩くことの関係について解説した。
 「街歩きを楽しくする公共交通の姿とは?」と題したパネルディスカッションも実施。山梨大大学院の石井信行准教授がコーディネーターを務め、佐々木さんのほか山梨交通常務の雨宮正英さん、国土交通省関東運輸局山梨運輸支局の尾形和也さん、NPO法人つなぐ理事長の山本育夫さん、山梨大工学部3年の長沢優菜さんが意見を交わした。
 路線バスの利用が少ない背景として「運行頻度が少ない」「時間が掛かる」など、自家用車に比べ利便性が低いことへの指摘があった。利用の掘り起こしには美術館やギャラリーをつなぐなど、付加価値や楽しみ方を提案する意見が出た。
 山梨大の学生は、新入生のバス利用を促す取り組みを報告。2009年度の新入生に甲府駅から200円区間を乗り降り自由とするバス定期券を配布し、行き先をブログで紹介してもらった試みを紹介した。
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